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AR制作会社がイベントで使えるARコンテンツの活用事例を7つ紹介

昨今コロナが明けてからリアルイベントが活発になってきています。
そんな中、弊社vartiqueでも「イベントでARのコンテンツを使いたい」というお話をよく受けるようになりました。
そこで、今回は「イベント×AR」ということで、イベントにおけるARの活用事例を紹介していきます。
イベント会社様、広告代理店様、会社のイベント・PR担当の方には、ぜひ見ていただきたい内容です。
この記事の内容は、弊社のYouTube動画「イベント担当者必見!【リアルイベントで使えるAR 7選】」を元に紹介していきます。

vartiqueなら特殊な機材がなくてもイベントでARコンテンツが使える

まず最初にお伝えしたいのは、今回紹介するvartiqueで提供しているARコンテンツは特殊な機材がなくてもご利用いただけるということです。

3〜4年前まではARコンテンツ専用の機材が必要でした。

しかし、現在弊社が提供しているリアルイベント向けARでは、最低限以下の機材があれば利用いただけるようになっています。

  • iPadのみ
  • スマホ+PJorデジタルサイネージ
  • PC+PJorデジタルサイネージ

これらを接続すれば、イベントでARコンテンツが使用できます。

非常に導入しやすくなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは、イベントで使えるARコンテンツを紹介していきます。

イベント×ARコンテンツを活用事例と共に紹介

今回紹介させていただくのは、イベントで使える7つのARコンテンツです。

  • インスタレーション
  • ゲーム
  • Slit
  • 平面認識
  • 衣装シミュレーション
  • 顔ハメパネル
  • GPS

1つずつ詳細を解説していきます。

①インスタレーション(夏祭りの金魚/炎/水の中)のイベント活用事例

インスタレーション系は、イベントの展示エリアなどで使えるARコンテンツです。

ARコンテンツをプロジェクターで写して、インタラクティブな空間演出が可能です。

以下は夏祭りの金魚掬いをコンセプトに作ったインスタレーションです。

手をかざすと金魚の周りの色が強くなり、さらに金魚が手の方に寄ってくる仕様になっています。

実際の利用イメージは以下のような形です。
PCとプロジェクターを繋ぎARを投影することで、インタラクティブなインスタレーション系のコンテンツになります。

手を隠すと金魚が消えるため、一緒にいる人に金魚を渡すようにして遊ぶことができるのも魅力です。

その他のインスタレーション系コンテンツ

顔を認識すると人のシルエットだけが水の中にいるようなものや、体から炎が出るなどのコンテンツも作成できます。

このような演出も季節やイベントごとのコンセプト合わせてご用意することが可能です。

インスタレーションのポイント

・プロジェクターなどで投影することで空間演出が可能
・ユーザーの動作に反応するインタラクティブなコンテンツになる

今回のコンテンツは夏祭りをイメージした金魚でしたが、例えば顔を認識すると恐竜が出てくるものにすることで、キッズ向けのインタラクティブなコンテンツにもなります。
簡単に導入ができて、空間演出からユーザー同士で楽しめるものまで作れるのがインスタレーションの魅力です。

インスタレーションの活用シーン

・商業施設の展示
・ポップアップストアの賑やかし
・PRイベントの集客施策
・企業イベントの賑やかし

②ゲーム(2D型/3D型)のイベント活用事例

ブランドや商品のキャラクターなどを使ってミニゲームを作ることが可能です。

以下は、回転寿司チェーン店のPRイベントや、店舗の待ち時間に遊べるコンテンツという想定で作った2D型のゲームです。
ユーザーが手を開くとお寿司のキャラクターが少し浮かび、手を閉じると落ちていくようになっています。
上下に表示されているお箸に当たらないように進んでいき、そのスコアを競うゲームです。

実際に遊んでいる様子を定点カメラで見ると、以下のような感じです。
今回は、手のひらを開いたり閉じたりすることを指示として設定していますが、ピースサインやハートの手の形、まばたきなどを指示として設定することもできます。

ゲームオーバーになった際も、もう一度カメラに向かって手を見せることでリスタートが可能です。
このように、画面などを直に操作しなくてもよい仕様にすることで、イベントスタッフや店舗のスタッフが操作しなくても、ユーザー自身でゲームをスタートすることができるため手離れが良いコンテンツになっています。

また2人や3人で手を出し合って遊ぶことができ、ユーザーが楽しんでいる姿を見て他の人もやってみたくなる集客コンテンツとしても使うことができます。

こちらは3Dで作ったゲームで、動きや表現などが2Dのものと比べて少しリッチになっています。
このゲームは、弊社vartiqueのロゴにもなっている天使が3DCGで出現し、障害物であるケルベロスを避けながらハイスコアを目指すというものです。

顔認識機能を使って、ユーザーの顔の動きに合わせて天使が動きます。ユーザーの顔が左右に動くと天使も左右に動く仕組みです。
また、手を見せると走るモードからしばらく飛行モードに変わる仕様にもなっています。
金の翼を取るとスコアが+50ポイントになるギミックも入れています。

ゲームオーバー後は、口を開けるとリスタートになり、先ほども紹介しように2Dゲーム同様イベントスタッフが操作をしなくてもユーザー自身でゲームをスタートできるため手離れが良いコンテンツになります。

この3Dゲームでは、スマホをカメラ代わりにしてそのままプロジェクターやディスプレイ(サイネージ)に繋いでいました。
このように、ミニマムでスマホとディスプレイと三脚だけでセッティングする事ができます。
また、インパクトを出す演出としてスマホの映像をプロジェクターに投影する事で、より大画面になり周囲の人から注目を集めることができます。

ゲーム型(2D/3D)のポイント

・スタッフがいなくてもユーザー自身で操作可能
・素材を置き換えるだけでオリジナルのゲームが可能
・複数人でも楽しく遊べる

キャラクターや障害物を商品やイベントに関連したものに置き換えるだけでオリジナルのゲームにすることが可能です。
また、例えばイベントでこのゲームでハイスコアを出した人にプレゼントを差し上げるなどのプレゼント企画と組み合わせることで更なる訴求も可能になります。

ゲーム型(2D/3D)の活用シーン

・PRイベントの賑やかし
・toC向けイベントの賑やかしなど

Slit型のイベント活用事例

続いてはSlitと呼ばれるARコンテンツです。2年ほど前にTikTokなどのSNSでかなりバズっていたコンテンツです。
動画撮影中に画面内をバーが動き、バーが通過したところから徐々に写真のように静止画になるエフェクトです。

バーの動きは上から下に流れるパターン、左から右に流れるパターンの2種類あり、ユーザーが顔・体・手足・ものを使って思い思いの動画・写真を撮影できるコンテンツです。

これだけでも面白く、イベントの賑やかしでも使えるのですが、そのままだとイベントやブランドの要素がありません。
ここにロゴやキャラクターを入れると、イベント用のコンテンツとして使うことができます。
例えば、ポップアップストアや商業施設のイベント・PRイベント、企業のキックオフミーティングなどの賑やかしなどの用途で使うことが可能です。

今回は、slitの事例を紹介するため、「回転寿司チェーン店で待っている間に遊べるコンテンツ」という設定で、お寿司のキャラクターと一緒に遊べるコンテンツを作ってみました。

2人でキャラクターのお寿司ちゃんを食べている画像を撮ろうとして失敗している図になってしまいましたが、笑いながらコンテンツを楽しむことができます。

このように撮影者によって様々な作品ができることがslitというARコンテンツの魅力です。

Slitのポイント

・ユーザーがユニークな写真を撮影することができる
・複数人で一緒に楽しむことができる
・画像なのでSNSでの拡散も狙いやすい
・ロゴやキャラクターを入れることで、イベント用やPR用のコンテンツとして活用可能

Slitの活用シーン

・ポップアップストアや商業施設のイベント・PRイベント
・企業のキックオフミーティングなどの賑やかし

平面認識ARのイベント活用事例

次はイベントで使える平面認識タイプのARです。

こちらはキャラクターや人物の透過画像を出現させて、その場で一緒に写真を撮っているかのような体験ができるコンテンツになります。
サイネージやプロジェクターを使ったコンテンツとは違い、各参加者のスマホで体験してもらうものです。
フォトフレーム型ARのように画面に貼りついているのではなく平面を認識したうえでARを表示させることができるので、奥行きがあるリアルな記念撮影が可能です。

こちらの「社長・副社長との記念撮影AR」は、企業の周年記念式典やキックオフミーティングなどで使用することを想定したコンテンツになります。
平面を認識すると社長と副社長二人が出現します。指で社長を動かすことができ、任意の位置やサイズの調整可能です。

撮影者側の視点は、以下のようになります。

人が社長の前に行くと、社長より前に表示され、後ろに下がると社長より後ろ側に表示され、奥行きがしっかりと表示されます。
またシャッターボタンを押せば写真なども撮影可能です。

なおこちらはwebブラウザで使えるARになっており、専用のアプリなどは不要なため、誰でも手軽に使えるようになっています。

上記で紹介したのは、社内向けイベントで使えるコンテンツでした。
他にも、ご当地やアニメのキャラクター、またはスポーツ選手を出現させることも可能です。

平面認識-スポーツ選手
試合やファンイベントの集客ツールとしてもご利用いただけます。

平面認識-動画型
また、先ほどまでARは静止画でしたが、グリーンバックの動画を透過して表示させることも可能です。

平面認識ARのポイント

・専用アプリは不要で、webブラウザだけで利用可能
・ゲストやキャラクターなどと簡単に写真撮影ができる

平面認識ARの活用シーン

・社内向けイベント
・PRイベント
・スポーツの試合の集客など

⑤衣装シミュレーションARのイベント活用事例

続いては衣装シミュレーションです。
衣装シミュレーションは、設定した衣装を人に投影できるARコンテンツです。
コスプレができるので、ハロウィンイベントやクリスマスなどにピッタリですね。
今回は職業体験のイベントを想定して、一人がパイロット、もう一人が自衛隊員になれるコンテンツを作ってみました。

後ろを向いても背中に衣装が投影されるようになっています。

サイドからの視点と、画面上ではこんな感じに見えています。

また、以前秋田県のなまはげ館で、なまはげの衣装を実際に着なくてもARで試着体験できるコンテンツを作成いたしました。

こういったミュージアム系の試着体験コーナーとしても使うことができます。
他にも制服のシミュレーションなどで、学校説明会などでも使うことができます。

衣装シミュレーションARのポイント

・イベントやブランドに合わせたコスプレが可能
・サイネージの前に立つだけで仮想ができるため、ユーザーが気軽に体験できる
・SNSの拡散も可能

衣装シミュレーションARの活用シーン

・季節のイベント
・ファッション試着のイベント
・映画のPRイベント
・ミュージアムの試着体験
・学校説明会など

顔ハメパネルのイベント活用事例

次は顔ハメパネル関連のAR活用事例を紹介していきます。

観光地などで実物によくみる顔ハメパネルをARにしたものです。
観光スポット・水族館・博物館などで常設展示としても使える汎用性が高いものになります。
デザインを時期などによって簡単に変えられるのも良いところです。

水族館のAR顔ハメパネル

こちらの例は水族館での導入を仮定したもので、顔をかざすと魚にユーザーの顔が表示されます。

ベートーヴェンのAR顔ハメパネル

下の写真はiPadだけで用意できるもので、ヴェートーベンになれる顔ハメパネルの例です。

iPadの利点は狭い場所などでも使えることや設置の工数が少ないことです。
ここでは顔ハメパネルにしていますが、メイクエフェクトなどでも使うことも可能です。

自動車のAR顔ハメパネル

下の画像のコンテンツは、顔ハメパネルに動きを加えたものになっております。
顔を認識すると,ユーザーの顔が車内に表示され、ドライブしてるようなコンテンツです。

口をすぼめると、車が前にいったり後ろにいったりとインタラクティブ性をつけています。
こちらではクラクション音が出たり、ヘッドライトが光る演出を付けていますが、その他に売り出したい機能を訴求する演出なども可能です。
自動車会社など試乗会やPRイベントなどでも使えます。また車をパトカーなどにすることでお子様向けの交通系イベントなどでもご利用いただけます。

オレンジジュースのAR顔ハメパネル

こちらも顔ハメパネルですが、顔全体ではなくパーツだけが表示されるものです。

ユーザーの目と口が出てきて、まるでオレンジに顔がついてるようなコンテンツになります。
ここではオレンジジュースの新発売PRイベントのARコンテンツという想定で作りました。
ジュースやフレーム部分に商品やブランドに関連するものを表示することで、ユーザーが楽しみながら商品を記憶に残す訴求方法になります。
このように、顔ハメパネルを使うことで商品やブランドメッセージを簡単に体験型のコンテンツにすることができます。

AI FaceのAR顔ハメパネル

こちらはAIの機能を使ってモーフのようなアニメーションを作れるコンテンツです。

任意のタイミングで顔を認識させると、元々のポスターの男子高校生の顔がカメラの前のユーザーの顔になります。

眼鏡もしっかり反映されます。
この機能を使うことで、映画の主人公になれる写真が撮れるため新作品の映画やドラマのPRなどでも活用できます。

顔ハメパネルのポイント

・顔をかざすだけなので誰でも簡単に遊べる
・季節やテーマによってデザインの変更も可能

顔ハメパネルの活用シーン

・商業施設やテーマパークの常設の顔ハメパネル
・新商品や映画のPRイベント

⑦GPS型ARのイベント活用事例

最後に紹介するのはGPS型ARコンテンツです。
主催者側が設定したエリアにイベント参加者が入ると出現するコンテンツになります。

その場に行かないと見れないコンテンツになるため、イベント参加へのインセンティブになります。
ここでは赤坂にある迎賓館前にいくとクジラやお魚が出現するコンテンツを紹介します。
ゲートに向かって歩いていくと、クジラのお腹を見上げることができます。

GPS型ARのポイント

・会場の限定コンテンツになるため、イベント参加を促すことができる
・観光地や店舗集客にも使える
・専用機器やアプリは不要、webブラウザのみで使える

GPS型ARの活用シーン

・リアルイベントのインセンティブ
・店舗集客、観光地送客

まとめ

社内向けイベントでも、toC向けイベントでも使えるリアルイベント向けARコンテンツを紹介しました。

これらは今までと違った賑やかしや集客施策になるかと思います。
ipadやスマホ+プロジェクターのコンテンツは簡単に設置ができたり、場所を取らないことがメリットです。
プロジェクター、サイネージは迫力があるコンテンツとして集客や空間演出に使えます。
今回はデモでサイネージやプロジェクターなどが見える状態になっていますが、 カバーをかけたり装飾などで機材を目立たなくさせたりすることでイベントの世界観とマッチしたコンテンツにすることができます。

費用としては、ARコンテンツ制作費+現場設置費となりますがコンテンツごとに変わってくるためお気軽にご連絡ください。
また今回紹介したコンテンツから素材を差し替えるなどをすれば、費用は抑えることが可能になります。

AR×イベントは非常に相性が良く、様々なカスタマイズが可能です。
「こんなことができないかな」という段階でも、ぜひご相談ください。


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